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オープンレター呼びかけ人らが提訴👉「オープンレターを削除する義務ない」(2022/02/25)

動きがあったのは以下の通り:

ほぼ時を同じくして,呉座勇一氏・雁琳(がんりん)氏の両名がそれぞれ提訴された.前者は「債務不存在確認訴訟」で,後者は損害賠償 165 万円を求める「名誉毀損」訴訟である.まず目を引くのは,わざわざメディアを集めて記者会見を開き,「隠岐さんら原告 12 人(以下,レターズと呼称する)」+北村氏の合同でプレスを出したことであろう.

債務不存在確認訴訟(レターズ)

私、呉座勇一は、代理人弁護士を通じて、2022 年 2 月 17 日にオープンレター「女性差別的な文化を脱するために」差出人 16 名及び元差出人に対し、公開された連絡先メールに通知書を送付しました。 通知書では、オープンレターが虚偽の事実を公然摘示した名誉毀損であることを指摘し、削除・謝罪及び損害賠償 100 万円の支払い請求すると共に、オープンレターの記載が私のいかなる具体的発言を指しているのかを照会しました。

上記照会は 2 月 22 日を回答期限と指定していましたが、一部の差出人を除き何ら反応がなかったため、本日、書面を送付し対応を促しました。 すると、差出人のうち 15 名の代理人からファクシミリで、東京地方裁判所に債務不存在確認訴訟を提起した旨の連絡があり、その後、差出人のうち 11 名が訴訟を提起したとの「お知らせ」が公開されました。

債務不存在確認訴訟についてのお知らせ - 呉座勇一のブログ

レターズを含むオープンレターの主要人物たちに対して呉座氏が通知書メールを通じて行なったのは以下の通り:

  1. オープンレターが虚偽の事実を公然摘示した名誉毀損であることを指摘
  2. オープンレターの削除を要求
  3. 彼らからの謝罪を要求
  4. 損害賠償 100 万円の支払いを請求
  5. オープンレターの記載が私のいかなる具体的発言を指しているのかを照会

呉座氏からも「お手紙」こと内容証明郵便を送付したのかと思ったが,stop.internetharassment[at]gmail.com 宛にメールで「通知書」を送信したようだ. これに法的拘束力とかなにかしら証明されるといった強制力があるとは思えないが,回答期限を一週間後の 2 月 22 日に指定したことは私には少し引っかかった.

雁琳氏の「お手紙」を大学職員が代わりに受け取ったときの期限も一週間だったが,非常勤講師であり大学を訪れる頻度が低いことやコロナ下という情勢を鑑みて,一週間では猶予が短すぎるという判断を下す人々が少なくなかったとはずだ.こちらは,メールで直接届けているのだから即座に反応できるはずだということだろうか.

そして,プラス 3 日経って催促をしようとしたところで唐突に提訴される,という状況に至る……私個人としては,猶予をもう少し長く,二週間と云わず三週間程度設けておけば,このような硬直した反応を引き出すこともなかったように思える.つまり,もう少し対話の余地があったのではないか…….

あるいはそのような衝突回避は双方に念頭になく,どちらも開戦事由を探していたということなのかもしれない.レターズ側が攻めあぐねているところに,呉座氏サイドが火種を播きに行った形と理解すれば納得できる.

私としては、オープンレター差出人の少なくとも一部は、名誉毀損であることを認めず、訴訟で争うことになる可能性が高いと想定しておりました。 差出人の一部が当方と対話することさえなく債務不存在確認訴訟を提起しましたが、必要があれば司法の公正な判断を仰ぎ、名誉毀損状態を回復していく予定に変更はなく、粛々と対応していきます。

ともあれ,これで戦場は完全に司法の場へとシフトしたと言えよう.日文研との地位確認訴訟あくまでも円満に解決する方向だそうだが,債務不存在確認訴訟では白黒ハッキリつけられるだろうか?

名誉毀損(北村氏)

ツイッター上で名誉を傷つけられたとして、武蔵大准教授で、フェミニズム批評で知られる北村紗衣さんは 2 月 25 日、甲南大の非常勤講師の男性を相手取り、損害賠償 165 万円を求めて東京地裁に提訴した。 北村さん側の弁護団は「呉座氏と北村氏は和解により解決したにもかかわらず、紛争を蒸し返して相手を窮地に追い詰める不誠実な人間であるとの印象を与えるので、原告の社会的評価を低下させる名誉毀損である」などとしている。

「紛争を蒸し返して相手を窮地に追い詰める不誠実な人間であるとの印象を与えるので、原告の社会的評価を低下させる名誉毀損である」

_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
紛争を蒸し返して相手を窮地に追い詰める不誠実
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どこかで聞いたことがあるなぁ…………すでに和解したはずの二人の間には問題がないけど,問題となった人物の背景には問題が山積しているなどと因縁をつけて挙げ句雇用まで奪う陰湿で凄惨な不誠実ポイント振り切れてる手紙が………………


真面目に自分の行いとか振り返ってそれでもこれを主張できるなら,ま~~~~~~~仕方がないなと思うしかないように思います.文章とか心理の読み取りやら,自己の言行の客観視すらもできねぇ文系学者に価値はねぇから…………………

いわゆる「事実陳列罪」でここまで被害者仕草を全力でやれるのもすごいと思いますし,自信満々で勝つ気じゃあないと訴訟なんて起こせないのは重々承知ですが,もしも万が一負けるようなことがおきたらどーしよう?!とか考えが至らないんでしょうか?

「~~かのような印象を与える  →  それは印象操作すなわちデマだ!撤回しろ!謝罪して金を払え!」

……っていう主張がもしも通らなかったときに何が起こるかと言うと,「~~という印象」はデマでもなんでもなく司法が認定した事実になってしまうわけですが………

私個人としては,「紛争を蒸し返して相手を窮地に追い詰める不誠実な人間」が跳梁跋扈する世の中にはなってほしくないので,そういう人には早いとこ心を入れ替えて明日から頑張り直してもらうのがいいんじゃあないでしょうか?まぁそれさえ拒否するなら北の大地に強制送還でもされてください,としか……

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